ソニアたんのサブカ専用日記

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千代大海関大関残留祈願、内川コピペ千代大海編。

181 :名無しさん@恐縮です:2009/11/12(木) 20:59:34 oiluyTPP0
両国、国技館で迎えた秋場所
大関千代大海が黒星街道、他の大関も勢いを見せず惨敗だった
空席目立つ二階席、どこからか聞こえる「来場所はまたカド番だな」の声
無言で帰り始める幕内力士たちの中、大関千代大海は一人泣いていた
新入幕から大関まで駆け上がった喜び、感動、そして何より切磋琢磨できる上位陣…それを今の幕内で得ることは殆ど不可能といってよかった。
「どうすりゃいいんだ…」千代大海は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったのだろうか、千代大海ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい土の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って稽古をしなくちゃな」千代大海は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、千代大海はふと気付いた

「あれ…?お客さんがいる…?」
控えで立ち上がった千代大海が目にしたのは、二階席まで埋め尽くす観客だった
割れんばかりに歓声が沸き上がり、地鳴りのように響いていた
どういうことか分からずに呆然とする千代大海の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「リュウジ、次はお前と大関の一番だぞ」声の方に振り返った千代大海は目を疑った
「わ…若乃花さん?」「なんだ大海、居眠りでもしてたのか?」
「ボ…ボノちゃん?」「なんだ龍二横綱をちゃん呼ばわりしやがって」
「貴乃花親方…」千代大海は半分パニックになりながら電光掲示板を見上げた
東横綱貴乃花、西横綱・曙、東大関武蔵丸、西大関若乃花、東張出大関貴ノ浪、
東関脇・武双山、西関脇・千代大海、東小結・魁皇、西小結・貴闘カ、東前頭筆頭・琴錦、西筆頭・安芸乃島
暫時、唖然としていた千代大海だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「こんな凄いみんなと…競い合えるんだ!」
栃乃和歌から力水を受け、土俵に向かう千代大海、その目に光る涙は寂しさ虚しさとは無縁
のものだった…

翌日、九重部屋で冷たくなっている千代大海が発見され、村田と吉村は病院内で静かに息を引き取った