内川コピペ武騎手編。
出典:◆◆武豊・優先主義 Part668◆◆
(ローマ数字の「1」が文字化けを起こすのでアルファベットのIに改変。また、はてな記法除けのためID:削除)
151 :名無しさん@実況で競馬板アウト :2010/05/22(土) 11:15:18 oz2PT3N40 春のGIシーズンが始まった。 次々と栄冠を手にする地方出身騎手と関東所属ジョッキー 京都競馬場に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年の関西騎手はダメダメだな」の声 無言で帰り始める騎手達の中、関西競馬界の英雄「武豊」はひとり泣いていた。 数多の大レースで手にした栄冠、喜び、感動、そして海外でも結果を出してきた・・・ しかし今の駄馬達で勝ち星を量産する事は殆ど不可能と言ってよかった 「どうすりゃいいんだ・・・」武豊は悔し涙を流し続けた どれくらい経ったろうか、武豊ははっと目覚めた どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した 「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」武豊は苦笑しながら呟いた 立ち上がって伸びをした時、武豊はふと気付いた 「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」 パドックから飛び出した武豊が目にしたのは、立錐の余地なく埋め尽くされた観客席だった 満員の観客の熱い視線と尊敬のまなざし。それが自分と自分のまたがった馬に注がれていた。 どういうことか分からずに呆然とする武豊の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた 「豊さん完璧に仕上げました。今日もお願いしますよ」声の方に振り返った武豊は目を疑った 「い・・・市川さん?」 「なんだユタカ、居眠りでもしてたのか?」 「か・・・河内調教師?」 「なんだユタカ、かってに河内さんを引退させやがって」 「ミキオさん・・・」 武豊は半分パニックになりながら本日の騎乗予定ノートを見直した。 スーパークリーク、メジロマックイーン、サイレンスズカ、ウオッカ、そしてディープインパクト 暫時、唖然としていた武豊だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった 「勝てる・・・また騎手大賞をとれるんだ!」 パレッタから鞭を受け取り相棒と共にターフへ全力疾走する武豊、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・ 翌日、厩舎で冷たくなっている武豊が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った