自作内川コピペQMA編。
先に謝っておく。すまんな
本拠地、コロシアムで迎えたチーム対抗戦 先発文系で大量不正解、自選択スポーツも勢いを見せず惨敗だった コロシアムに響く生徒のため息、どこからか聞こえる「地上のアカデミーの生徒は優秀だな」の声 無言で帰り始める生徒達の中、マジックアカデミー優等生のシャロンは独りベンチで泣いていた アカデミーで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるクラスメイト・・・ それを今の環境で得ることは殆ど不可能と言ってよかった 「どうすればいいんですの・・・」シャロンは悔し涙を流し続けた どれくらい経ったろうか、シャロンははっと目覚めた どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した 「やれやれ、帰って勉強をしなくてはいけませんわね」シャロンは苦笑しながら呟いた 立ち上がって伸びをした時、シャロンはふと気付いた 「あれ・・・?生徒さんがいる・・・?」 ベンチから飛び出したシャロンが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった 千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにアカデミーの応援歌が響いていた どういうことか分からずに呆然とするシャロンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた 「シャロン、決勝よ、ジャンルを選択して」声の方に振り返ったシャロンは目を疑った 「る・・・ルキアさん?」 「なんだシャロン、居眠りでもしてたの?」 「あ・・・アロエさん?」 「なーにシャロンちゃん、かってにあたしたちを引退させちゃって」 「クララさん・・・」 シャロンは半分パニックになりながらメンバー表を見た 決勝戦 シャロン、ラスク、カイル、サンダース 暫時、唖然としていたシャロンだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった 「勝てる・・・勝てますわ!」 マラリヤからペットを受け取り、コロシアムへ全力疾走するシャロン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・ 翌日、コロシアムで冷たくなっているシャロンが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った